「新風いたみ」が解散した、との連絡を受けました。
新人議員3名と2期目、3期目、8期目各1名の議員の計6名でスタートした会派が、1定例議会の間も持たなかった、という、多分伊丹市議会始まって以来の事態となったわけです。
会派とは、政治目的を同じくする議員が互いに研鑽し、意見交換や情報交換を行うことで、より議員活動の中身を深くし、結果として伊丹市をよりよくすることになるのではないか、というのが私の理解です。
政党や県議を支えるメンバーで構成される会派は、それぞれの議員の意見の違いはあまり問題にならないようです。一方、市民派といわれる議員は、縛られるものがないので、意見が違えば同じ会派にいる必要性がありません。「新風いたみ」の解散は、このあたりに理由があるのかな、と感じました。
会派に属さないデメリットは、
代表者会に出られない、
議運に出られない、
代表質問ができない、
会派視察ができない、
役選の際は残り物しか回ってこない、
議会事務局や当局(市役所)側の扱いがちょっと悪い
などがあります。代表者会で決まること、話し合われることには、議会運営の中心的なものが多々あり、そこで意見が全く反映されないことは大きなデメリットだと思われます。本来は、同じく市民から選ばれた議員であるのだから、会派に属すか属さないかで差があってはいけないのですが。かつて、代表者会の傍聴を少なくとも議員にだけは可能にして欲しい、と訴えたこともありますが、それも代表者会で話し合われれば、必要無しとする議員が多数なだけに、叶いませんでした。
会派に属さないことでのメリットは、他の議員の活動や考え方に煩わされることなく議員活動ができるということに尽きると思います。会派に属さない3名は新人ではありませんから、それなりに経験があり、自分の意見をしっかりお持ちなので、これからは、自分らしい議員活動を進めていかれることでしょう。
新たなステージに突入した感のある伊丹市議会です。