かねてから言われていた、ネットを利用した選挙活動がOKになるらしい。
選挙期間中、更新がNOだったものが、OKになるという。ブログの更新ももちろんOKになる。アメリカみたいに、ネットを制する者が、選挙を制するということになるのだろうか?
ネットを通じて、寄付を集めることはOK?
ネットを通じて、投票を呼び掛けることはOK?
まだ具体的には何も分かっていないけれど、ネットが利用できることは、表現の可能性が増えるということだから、歓迎ではあります。一方で、ブログに対しての誹謗中傷、ブログ荒らしなどが出てくることも容易に想像できます。
現実に、私を名指しでなはいけれども、それと分かる表現での書き込みが、他の人のブログのコメントやツイッターで見られます。書き手が特定できているだけに、不快な気分になりますが、書かれる所以もあるのかな、と反省材料にもさせていただいています。
自分の素性がわからなければ(分かっていても)、何を書いても構わない、というところが、ネット書き込みの特徴でしょうか。ネットいじめがその典型ではないでしょうか?私を含め、自分が見たり読んだりしたものこそが真実で、そう信じてします、疑ったり別の見方をしない、書かれた方も過敏に反応したりしてしまう、そんな傾向があると思います。
表現の自由が許されれば許されるほど、それを読み解く「メディアリテラシー」が必要になってきますが、そんなこと、学校でも教えてくれないし…。ITのハード整備は進んでも、それを利用する側のスキルとマナーが付いて行けてないように感じます。
最近のお気に入りのブログに「内田樹の研究室」という、神戸女学院大学の教授のブログがあります。彼が言うには、紙媒体の出版物には出版社の検閲があるけれど、ブログなら自由に書ける、そうです。読み手側にも同じことが言えるのでしょうね。モチロン、書く側としては、それだけの責任を持って書いているつもりです。
ネットを利用した選挙活動も、そこんとこが重要だと思います。