ずいぶんと更新を怠っていました。スミマセン。
9月議会は、決算審査特別委員会も含め、すべて終了しました。これから、ニュースの発送に向けての準備に取り掛かります。
今回の決算審査委員会は、例年になく、施策を問う質問が多く、いつもの「この数字は何ですか?この制度は何ですか?」的な質問が少なくて、まあまあ良かったと思いました。ま、とある議員OBに言わせれば、レベルの低い議会であるのでしょうが。
決算委員会の中で、市立高校の定時制廃止の質問を行いました。平成17年の学校教育審議会の提言にあった、「定時制は現在のところで充実、全日制は中等教育学校に改組する」ことをいつ非としたのか、県立多部制単位制が発足した時点ですべての定時制の生徒が県立高校の校舎に移転することは在校生にきちんと説明できているのか、60年の歴史のある定時制高校を廃止することに、市民の理解を得られるような説明がなされているのか、について質問をしました。
教育委員会の答弁は、「学校教育審議会の答申には、教育委員会としては、方針を決定していなかったので、説明をする必要はない」「すべての在校生が移転することは、独自の教室や校庭が利用できるのだから、喜ばしいことだと思う」「伊丹市立定時制のよき伝統を県立高校に引き継いでもらう、発展的統合であるからよい」というものでした。
市立高校の全日制、定時制の分離は長らくの伊丹市の願いであったのですから、それを否定するつもりはありません。しかし、「定時制の東大」と言われた、歴史も実績もある市立定時制を伊丹市立として残すことと、県立に移管することとは、大きな違いがあります。財政的な理由が大きな問題で、県立高校に移管しなければならないとしても、在校生への配慮、市民への説明は十分に行う必要があると思っています。