今日は、9月議会の招集日。
お知らせ通り、本会議開催前に、昆虫館の職員さんから、「鳴く虫と郷町」のイベントについてのお話がありました。昆虫館と文化振興財団とのコラボ、そして中心市街地の商店さんたちにも広がり、全国的にユニークな取り組みとなっている、とのこと。地域こぞって、というのが伊丹らしくて素晴らしいですね。
議場にスズムシ、エンマコオロギ、キリギリスなどが入った虫カゴがおかれ、リーンリーン、ギーッチョンと涼やかな虫たちの見事なコンサートが開かれました。
午後は、議員総会に続いて、中心市街地活性化等特別委員会。宮の前を中心とした「都市再生整備計画」についての、市民アンケートの結果が報告されました。このアンケートは、計画の実効性を市民がどのように評価しているか見るもので、その結果によっては、事業の実施にかかる国の補助金決定が左右されるかもしれない大事なアンケートです。
そのアンケートについて、わが会派の相崎議員から「賛成と答えたくなるような内容に感じるのだけれど」という質問があり、担当は「国が示すサンプルに準じた設問であり、問題ない」と答えました。
そこへ、突然市長から、「市は公平・中立にやっているのに、議員の発言は市の信頼を損なうものだ。そう思う確たる根拠を示さないなら、発言を訂正してもらいたい」との発言。議員は委員会で自由に発言し質疑できる(議会規則第106条)ことになっているし、市長の反問権は伊丹市議会では認めていないのにです。
議員は、個人の中傷や人権に反する発言以外は撤回を求められることはないかわりに、発言には全責任を持ちます。市長の「訂正しろ」発言は、議会規則に反するものであり、議員の発言を制限することは、市長の越権行為です。
委員会では、特に問題とされずに会議が続けられましたが、これは非常に大きな問題だと思っています。