ガソリンの暫定税率の時間切れによる、つかの間の値下がり以降、乱暴な値動きを示していたガソリンの価格が落ち着きを取り戻しています。お店や地方によっては、リッターあたり120円台のところも出てきて、ドライブ大好きの私にはうれしいです。また、ETCを使えば、休日は高速道路を走り放題で1000円になるとかならないとか。こちらも大歓迎といいたいところですが、CO2の排出が厳しく問われている時代にあって、声に出すことがはばかられるようで、肩身の狭い思いをします。趣味がドライブなんていうと、環境破壊主義者とレッテルを貼られる時代がくるのかも。
一時期、ディーゼルエンジンの車に乗っていたことがあるのですが、軽油が安いイメージがありました。ガソリンの7割くらいの価格だったように思うのですが、今は、ガソリンが133円なら軽油が126円程度、10円の開きもありません。そこで過去の両者の価格を調べてみました。
年度 ガソリン価格 軽油価格 軽油/ガソリン
平成 1年 124円 70円 56%
平成 2年 131円 80円 61%
平成 3年 129円 79円 61%
平成 4年 127円 78円 61%
平成 5年 127円 80円 63%
平成 6年 123円 84円 68%
平成 7年 115円 80円 70%
平成 8年 109円 83円 76%
平成 9年 106円 83円 78%
平成10年 105円 78円 74%
平成11年 100円 80円 80%
平成12年 108円 86円 80%
平成13年 106円 84円 80%
平成14年 105円 83円 80%
平成15年 106円 84円 80%
平成16年 115円 91円 79%
平成17年 130円 106円 81%
平成18年 135円 114円 84%
平成19年 143円 120円 84%
平成20年 160円 150円 94% (5月)
147円 136円 92% (10月)
133円 126円 95% (11月)
(ガソリン、軽油の価格は平均値、消費税3%はH1年より、5%はH9年より)
ガソリンに対する軽油の価格は経済政策で決定されるのだったかしら?キチンと調べてみたいと思いますが、それにしても、運輸業や漁業など軽油をエネルギー源に頼っている方々にとって、この軽油の値上がりというのは、間違いなく死活問題です。ETCで走り放題1000円より、軽油価格を何とかしなければならないと思いませんか?高速料金値下げや定額減税で国民のご機嫌をとるのではなく、今必要なのは経済を底から立ち上げる政策です。