昨日参加した福島氏の講演の中で「住民の行政参加の1つが選挙。選挙は人気投票であってはいけない。候補者は理念と自治体の将来像を明確に持ち、それをローカルマニフェストにして住民に示すべき」というくだりがありました。
私の今回の一般質問で、市長に問うたのはまさにそのことでした。時期は少し早いかも知れなかったけれど、公の場でそれを語ってもらいたいと思いました。でも、残念ながら、市長の明快なビジョンも現在進行中の事業についても、はっきりとした方向性を示さない答弁には、肩すかしを食わされた感じがしました。
公立保育所の民営化は?-国の制度改正を待ってから。新図書館は?-国が補助金をたくさんだしてくれたから。発達支援センターは?-国の研究会の報告書を見てから。いずれも伊丹市としてどうして必要で、どのようにするのか、という意思が感じられません。市長さんどうするのですか?ということは、市民が一番聞きたいことではないでしょうか?
地方の時代と言いながら、いつも国の出方を待つやり方、「これからは地域資源をいかしながら、あるものを生かしていく」と言いながら「新図書館はつくります」。発言と行動に一貫性がありません。少々の反対意見や障害があっても、伊丹市に必要で市民の利益になるものなら、リーダーシップを発揮してすすめていってこそ、職員も仕事のやりがいがあるというもの。
市長選挙まであと半年。新しい候補者を擁立できるのかどうか、タイムリミットは迫っています。