贅沢なお盆休みを満喫して、あすから9月議会に向けて始動です。休みの前半は娘を伴って、山陰地方へプチ旅行、後半は郷里の四日市市で両親と過ごしてきました。
都会(伊丹市のこと)から高速道路を20分も走ると、まだまだ自然が山ほど残っています。きれいな水や深い山を見ると、目も心も癒されます。この自然を守ってくださっている地域のかたがたに感謝の気持ちでいっぱいになります。都市部に住む者は、この自然を残していくために、自然税を納めてもいいのではないか、と思います。そんな田舎(失礼!)に気になるものがあります。新たに設けられた道路沿いに建つ「○○交流センター」とか「○○歴史博物館」という立派な建物。来客はいかほどか、果たしてこの地域に本当に必要なものだったのだろうか?と思ってしまいます。少子化は日本の場所を選ばず進んでいくことを考えれば、これらの施設の維持はその自治体の重荷になっていくことは間違いないでしょう。建物を作ることは、今後ますます慎重に考えるべきだな、と思わざるを得ません。
実家の両親は70歳前半、老いてますます元気で、ほんの2,3日の里帰りでも、ちょっとしたことで口げんかになったりします。親が元気なうちに親孝行をと言われても、向こうはそんな気はさらさらない、うるさい娘はさっさと帰れ、といわんばかりの勢いです。でも、よく考えれば、何の心配もさせてくれない元気な親を持つことは、なんとありがたいことか。いつまでも元気で頑固な親でいてほしい、と願って帰ってきました。
立秋とは名ばかり、と思っていたら、今夜はエアコンもいらないくらいの涼しさ。「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚ろかれぬる」の和歌を思い出しました。旅先での夕日を残暑お見舞いとしてお届けします。