議会の新メンバーが決まり、直後から会派勧誘が始まっています。さながらに、大学のサークル勧誘です。新人議員からは、ばかばかしい、などという意見も出ていました。確かにそうかもしれません。
私にも「○○党議員団」以外の会派から、一緒にどうですか、というありがたいお誘いを受けました。全く考え方や議員スタイルの違う会派からの勧誘には、「会派って何だ?」という自問自答をしました。
私も1期目のとき、会派についてあまりよくわかりませんでしたし、一人でやるほうが勉強になるだろう、と思って無会派の議員で1年を過ごしました。しかし、その名から受けるイメージは「一人前の議員ではない」というもの、それは、職員や他の議員のから届いてくるものだったように思います。残念なことに、伊丹市議会は会派制のかなり強い議会です。会派に入らないと、代表質問の時間が与えられない、代表者会に出られない、議会運営委員会に出られない、予算・決算の特別委員会になれない、常任委員会を決めるときも、最後に空きがあったところにしか行けない、総務政策常任委員会には入れない、などなどデメリットの多いこと!議案などの勉強会も職員からは「無会派の議員は後回し」的な扱いもありました。
その事実を踏まえて、私は2年目からは会派を組むことにしました。一緒に会派を組んだ議員さんと全く考えが一緒だったか、といえばそうではありません。では、他の政党の議員であったかといえば、それもありません。いわゆる地元推薦の議員でありました。会派を組むときの共通認識は、議会を活性化してもっと市民の皆さんの身近なものにすること、当局の議案すべてに賛成するのではなく。メンバーでキチンと議論すること、議会の慣習にとらわれないこと、なによりも伊丹市をよくしたいと強く思っていること、そして行動することでした。まわりからいろいろ言われました(私だけでなく他のメンバーも周囲から言われたそうです)が、結果としてよい選択だったと思っております。何よりも、議員としての活動が大きく広がることのほうが、応援してくださっている皆さんへの応えになるからです。
2期目が始まって、どの会派も新人議員を迎えて新しい会派に生まれ変わります。私は、今まで会派を組んできたK議員と保守的といわれてはいますが、勉強家のH議員と新人のA議員の4人の会派を組む予定です。この案については、今回はサポーターや廻りの皆さんにも相談をし意見も参考にさせていただきました。
議員活動をよりよいものにするのが、会派であり、そういう会派にしていくために頑張ります。ご理解いただきたいと思います。
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