過日、演劇関係の企業の方とアイホールを見学させていただきました。
その方は、これまでアイホールを利用したことが無かったけれど、
利用率が低くて用途廃止されるなら、自分達も力になって、
演劇という文化を広げていけないか、という考えをお持ちでした。
平日昼間は公演が無いので、チラシ台で公演予定をアピール。
ホールの一階。3階部分まで吹き抜けなので、天井が高い。
可動式床は、上に80cm、下に20cm上下し、段差を付けることで、舞台と客席を作ります。
2階から一階を見下ろす通路からのアングル。
2階は観覧用に作られていないので、観客は入れません。
この照明設備が凄い!!!
電球もLEDではないので、500~600時間しか持たないために、
電球の交換も一苦労だとか。
観客として入ったことはあっても、大道具の搬入口から楽屋まで
すべて見せていただいたのは、全くの初めてでした。
劇団の方々が、口々にここは演劇専用のホール、
こんな素晴らしい施設は他には無い、とおっしゃるのも分かります。
しかし、お金がある時代に贅を尽くして、フルスペックで建設された施設。
維持費もそれはそれは高くついています。
演劇ホールとして残すのなら、伊丹市だけでなく、
広く、国や県から運営費補助を受けるとか、
利用料を施設のレベルに見合った金額にして収益をはかるとか、
利用率をもっと上げるとか、
設備をいっそ廉価なものに更新するとか。
残せる方法を考える必要があります。