本日、9月議会の一般質問を行いました。
以下、黒字は、ばんこの質問、青字は答弁です。
赤字はばんこの意見です。
映像は、9月28日以降、市議会のHPで見ることができます。
1.新型コロナ対策事業、伊丹市のこれからとこれまで
①予算に対して執行率が低かった事業について―執行率と理由
・内定取り消し者の会計年度任用職員雇用事業 執行率0% 予算残 約3200万円
・事業所等家賃補助事業 執行率38% 予算残 約1億4800万円
・テイクアウト・デリバリー利用促進事業 執行率3.3% 予算残 約4000万円
理由は、内定取り消し者がいなかった、賃貸を利用している事業者が少なかった
テイクアウト/デリバリー・サービスが浸透してなかった、など。
②中小企業支援、特に製造業に対する支援-実態把握と対策は?
産業振興センターの産業支援活動推進員の企業訪問や商工会議所から聞いている
50%までは減っていないけれど、それに近い減少で給付金が受けられない、という声も。
各種セミナー、経営診断・相談事業など、市内事業所が必要とする支援を行っていきたい。
(ばんこの意見)
支援事業決定に現場の声、実態を見ることが重要です。支援員にまかせっきりにしないで、
市職員が現場に出向き、支援策を考えて欲しい。市内中小企業・製造業の課題の1つに
高校・大学新卒者や優秀な労働者の雇用。
大企業が採用を減らしている今、中小のチャンス。
リモートによる採用活動の支援、リモートワーク導入の支援も期待したい。
③医療体制について―10月以降の相談・検査はどこに?
(現在)
かかりつけ医 ➡ 帰国者・接触者相談センター ➡
帰国者接触者外来・PCR検査 ➡ 陽性判定の場合・県の指定病院
(10月末頃)
かかりつけ医 ➡ (仮称)診療・検査医療機関 ➡ 陽性判定の場合・県の指定病院
・地域外来検査センター設置は、医師会と調整中。
④高齢者のインフルエンザワクチンの接種無償化―ぜひ実施して欲しい
昨年の接種者は、全体の50%程度。国からも適切に接種するよう呼びかけるように、
と通知があったので、費用助成制度を進めていきたいと考えている。
(ばんこの意見)
感染症対策は県の事業であるので、まったく情報が届いてこない。
市は県からの情報を市民に迅速に、分かりやすく出して欲しい。
今年のインフルエンザワクチンの確保量は6300万人分らしいので、
できるだけ高齢者の皆さんが接種を受けられるよう、無償化して欲しい。
2.指定管理者制度を検証する
①指定管理者制度を導入する基準ーどう決めるのか
それぞれの施設ごとに担当できる団体がいるかどうか、で判断する
②利用料金制(部屋の資料料を管理者が収入する)を導入する基準
制度を導入したら収入が上がると分かっている施設で導入する
③指定管理者の選考についてー応募者が減っていけば、適切な競争ができないが
公募なので増えたり減ったりするのは普通だと考えている
④公の施設で働く人の労働条件ーワーキングプアが増えているのでは?
賃金は、採用される団体との間で決まることなので、市は関与することではない
⑤指定管理料の人件費にかかる消費税ー直接雇用で解消できるのでは?
直接雇用すると指揮命令で問題が出る
(ばんこの意見)
指定管理者制度そのものを否定するものではありません。
ただ、公務員が行うよりも高いサービスを求めているのに、
市場競争に委ねるだけでいいとは思いません。
意欲とやりがいがある人が施設の魅力向上に取り組んでくれる、
と言っていますが、「やりがいの搾取」「人材の使い潰し」はダメです。
指定管理者制度は12月議会でも取り上げるつもりです。