プラゴミを減らすために、今年の7月から日本国中でレジ袋が有料化されます。
一昨年、「プラスティックごみゼロ宣言」を行った京都府亀岡市では、
プラスチック製のレジ袋を配布することを禁止する
「亀岡市プラスチック製レジ袋の提供禁止に関する条例」を
3月議会に上程し、可決されれば8月から実施する予定です。
この中で、販売店等はお買い上げ品を入れるプラスチック製レジ袋を
無償、有償にかかわらず提供してはいけない、
材質を紙などとする「生分解性」の袋に変えても、有償にしなさい、
条例違反の業者は市のHPに名前を載せますよ、と決めています。
これは、業者と購買者に負担を強いるケースです。
東京都では、「東京ユアコイン」の実証実験を行っています。
エコバッグを持っていくなどのエコな活動をするとポイントがもらえ、
1ポイント1円で利用できる、というものらしいです。
これは、購買者にメリットが出るケースです。
レジ袋の禁止だけでは、プラゴミ問題の抜本的解決にはつながりません。
いかに継続して、拡大した取り組みにしていくか、がポイントです。
エコバッグも繰り返し使わなければ、コスパやエネルギー消費のメリットになりませんし、
衛生的に使うために、毎回選択するなら、マイクロプラスチックが排水に流れ出します。
流通に使われる包装用ビニール、パックや袋、緩衝材、
実にたくさんのプラスチックが使われています。
包装材だけではありませんよね、スプーンにコップ、洗面器にザル・・・
プラスチック製品が無い生活は考えられなくらいです。
レジ袋を削減したらOK、ではありません。
ペットボトルをはじめとした、プラ容器やプラ製品を使わないようにする。
生活全般をリユース・リサイクルできる物に変えていく。
お醤油や酢は瓶を持って買いに行く、
木綿の大風呂敷を持って買い物に行く、
お肉や魚は対面販売のお店で新聞紙に包んでもらって持って帰る。
半世紀前の日本はそうでした、ちょっと不便だったけど。
(覚えているのは、私よりも上の年齢の人だけ?)
私たちがどうすればプラスティック製品の消費を減らせるか。
どういうお店に行きたいか、どういう製品だったら買いたいか。
私たち自身が解決策を考えれば、取り組みも力が入るというもの。
ぜひ、子どもたちにプラゴミを減らす方法を考えてもらって、
それを伊丹市の取り組みとして進めていただけたらな、と思います。