(昨年の台風後のコンビニの様子)
台風と言えば、沖縄・九州地方に、或いは四国地方に上陸した後、
本州に影響を及ぼすルートがお決まりでした。
昨今では、いきなり関東地方や北海道を直撃する台風が現れて、
常識がひっくり返っています。
台風15号は、強い勢力のまま千葉県に上陸し、
暴風で最大40万戸が停電したそうです。
復旧の見込みがまだ立たないということで、
真夏並みの暑さの中、とてつもないご苦労をされていらっしゃると思います。
どうぞ、命を守るために、無理をなさらず、互い気遣って耐えてください。
このニュースを目にして、昨年の台風の様子が蘇ってきました。
停電してすぐに電気屋さんに卓上照明と電池を買いに走ったこと。
自宅周辺は3日間停電だったので、停電でなかったお風呂屋さんに行ったこと。
その経験があったから、今回の台風がもし来たら、
と電池ストックを確認し、食料とカセットコンロを確認し、
事前にあまり多くの冷凍食品を買いためないようにし・・・
昨年の経験があったからこそ、できた準備だったと思います。
一度経験すれば、10年くらいは自主防災意識は継続します。
そのあとは、どうやら「のど元過ぎれば・・・」になってしまうそうですが。
私も昨年の経験をいつまで維持できるか、怪しいものです。
今回の停電では、電柱や街路樹の倒壊が復旧のネックになっているとか。
地震対策では電線地中化が有効で、国でも自治体の事業に補助を付けています。
これを機に、今回被害の無かった地域でも無電柱化を進めるべきでしょう。
伊丹市では、「景観」の観点から中心市街地と新設道路に留まっていますが、
ぜひとも進めて欲しいと思っています。
また、新設道路には街路樹として若木を植えていますが、
こちらも地震や台風のことを考えれば、
低木などに切り替えていくのが、自治体ができる防災対策ではないでしょうか。
「緑が無いと、夏暑い」のと「暴風で街路樹が倒れて停電する」のと
どちらの行為を我慢すべきかは、明白です。