先日の議会報告会で、聴覚障害の方々からいろいろなご意見をいただきました。
その中で、途中失聴者には手話は難しい、筆談では十分伝わらない、
要約筆記やヒアリングループ(磁器ループ)を導入を検討して欲しい、など。
2年ほど前に新聞で「UDトーク」の記事を見かけました。
記事を切り抜いて、手帳に挟んだままにしてあったので、
思い切ってダウンロードしてみました。
このアプリケーションはスマートフォンやタブレット用なのですが、
会話を瞬時に文字化してくれるアプリです。
実際に使ってみると、精度はなかなかのもの。
文字化の速度も速いです。
大きい画面のタブレットなら、公共施設におけるコミュニケーション支援になりそう。
導入件数は、法人を中心に250件以上、大学では60校以上が導入しているとか。
自治体では、2015年に鳥取県(手話言語条例を日本で初めて制定した自治体です)が
導入するなど、広がりを見せています。
個人で利用する場合、フリーアプリですが、
法人利用の場合は有料となります。
伊丹市では、先日「手話言語条例」が制定されたばかりですが、
この機会に聴覚障害者のコミュニケーション支援として、
取り組む価値はありそうです。
まず、市議会の傍聴に先行導入できないか、と考えています。