1月7日は、昆陽池公園で消防出初式がありました。
私の父が消防職員だったため、幼いころには母に連れられて毎年出かけたものでした。
出初式の式次第に、1枚の紙が挟み込まれています。
前年度(今年は平成28年度)の火災・救急等の概要報告です。
平成28年度は、27年度に比べて、火災が10件増えていました。
火災でお亡くなりになった方は、1名から3名へと増えています。
残念なことです。
火災の原因の1位は放火、2位はコンロ、3位はたばこと続きます。
気を付けていても、放火による火災は防ぎ様が有りません。
救急では、救急車を呼んだ回数は、9,958件(前年9,567件)となり、
今年は1万件を超えるのではないかと、懸念されます。
事故、急病で救急車を使うのは当然ですが、
よく言われるような、ただのタクシー代わり、
病院で優先的に診てもらいたい、などの理由で使うのは、もってのほか。
本当に必要な人の救助の妨げにならないことを願うばかりです。
さて、伊丹市の出初式の花形は、
幼年消防クラブのちびっ子たちの行進です。
市内1,400人余りの年長さんたちが、はっぴをまとい、
それぞれの園が趣向を凝らした演出で行進してくれます。
寒い中、保護者や先生方、お疲れさまでした。
もちろん、自主防災組織のみなさん、消防局のみなさんの
救助演技も力が入っていて、日頃の訓練が思われます。
最後には、昆陽池に一斉放水。
今年も綺麗な虹が出ました。
この1年、火事や災害に見舞われることなく、
無事な一年をと、祈ります。