一般質問が終わり、続いて議案質疑が行われました。
今議会上程されている議案の中で、
野外活動センターの売却についての質疑が、2名の議員からありました。
(野外活動センター 管理棟)
三田市にある伊丹市立野外活動センターは、伊丹市民の利用者が年々減少していること、
公的施設の性格から、利用者がいない日でも開けておく必要があり、
運営経費として年間6000万円を超える費用が必要(つまり赤字)となっていました。
伊丹市は民間に売却する方向で、野外活動センターを廃止する条例を提出、
9月議会で可決されました(全会一致)。
売却金額は、50万円、その代わり、この先10年間は今と同じような運営を続ける
(野外活動施設として運営すること、伊丹市の転地学習の受入をすること)が
条件として出され、買い取るNPOもそれを了解したという説明でした。
今回の質疑は、本当に50万円でいいのか、
もっと高く売れたのではないか、市民の財産を安売りしていいのか、
民間が自治体と同じような経営ができるのか、というものでした。
確かに、過去に土地代、建設費合わせて26億円もの税金を投じた施設ですが、
時代が変わればその役割も変わるし、市民ニーズも変わります。
私は、一定の役割を果たした、税金を投じた意義はあったと思います。
野外活動を積極的に行っている民間団体が、活用してくれることを期待します。