「ばんことジャンプ!」第4号は、戸建て住宅へのポスティングは、
シルバー人材センターさんに委託、マンションへは私が自力で行い、完了。
集合住宅へのポスティングを行っていて、改めて気付いたこと。
空き家が多いなあ!、ということでした。
伊丹市内の住宅(戸建て、集合、持家、賃貸合わせて)は、
国の統計数字によると、9万4千5百戸あまり。
(ちなみに、市内の持家比率は60%です)
そのうち、人が住んでいるのは8万2千戸ですので、空き家は、1万2千戸となります。
空き家率は、13%です。
全国の空き家率は、平成25年の国の統計によりますと、13.5%ですので、
平均よりは若干低いですね。
一番高いのが長野県の20%で、5戸に1戸が空き家ということになります。
伊丹市は、平均よりは低いとはいえ、住宅が密集していますので、
数字以上に空き家が目立ちます。
新しい分譲住宅は、ほぼ100%が入居中に対して、
賃貸住宅で、古い住宅ほど空き家が多く、50%近い空き家と言う物件もありました。
市内の住宅は市民の数に対して、飽和状態にあるような感じなのに、
まだまだマンション建設は続いています。
そうすると、交通の便の悪い地域から、古い賃貸住宅から、
駅近の比較的値段がこなれている分譲マンションへの住み替えが進むようです。
こうなると、ますます悪循環となり、
古い賃貸集合住宅は、借り手が少なくなる、管理や改修もおぼつかなくなる。
また、借り手が少なくなる・・・・・
集合住宅のオーナーにとっては、頭の痛い問題です。
チラシや広報などがぎゅうぎゅうに詰め込まれているポストが多いと、
空き家が多いなあ、人気がないんだなあ、と思ってしまいますから、
玄関周りは、とくに綺麗にされた方がいいと思います。
(そんなポストには投函しませんので、ご安心ください)
古くても、管理が行き届いたマンションは入居者が多いことにも気づきました。
長く住み続ける人もいれば、数年で引っ越しする人もいます。
家族の人数や住まいに対する要望が変われば、住みかえるのも当然です。
「まち」として、空き家が増え続けるのは、あまり好ましいことではありません。
個人の持ち物ですけれども、何とかできないのかなあ、と思いながらの活動でした。