以前、クリーンランドの見学で、リサイクルプラザ(愛称を豊中伊丹スリー・センターと言います)で
働く方々の事を紹介したことがありました。
先月のクリーンランド議会で取り上げたことをアップします。
リサイクルセンターの手選別作業を担ってくださっている「株式会社きると」ですが、クリーンランド
と業務委託契約をしているのは「T&Iリサイクルフォレスト株式会社」で、そこと「きると」とが
手選別業務の委託契約を結んでいます。
伊丹市・豊中市の障がい者の方々が、センターがオープンした平成24年から1人の離職者も
無く、H27年には2人増え、現在32名の方がお仕事をされています。
一般の労働者とは違った配慮も必要なことから、ランドと元請けの会社との連絡会議には、
「きると」から責任者2名に必ず出席してもらい、従業員の健康状態や就労状況について聞き、
働きやすい環境づくりに努めているそうです。
障がい者が、社会保険も整備された企業で正規労働につくことは、なかなか難しいと聞きますが、
だからといって生涯同一賃金というわけにはいかないだろう、最低賃金も年々上がっているし、
賃金が上がることで働く意欲も湧いてくるので、検討して欲しいと提案しました。
返事は、契約がフォレスト社との間で結ばれていること、委託契約が10年間となっている
などの理由で、ランドの方から積極的にできることではない、ということでした。
私の後に質問された豊中市の議員からは、プラ製容器包装の選別で品質が良い場合は
「日本容器包装リサイクル協会」から奨励金が出るので、頑張った成果として、従業員の方に
還元するのがいいのではないか、という応援の質問も出ました。ここ3Rセンターのプラスティック
製容器包装の選別評価はAで、非常に良く、年間数千万円の奨励金が貰えているそうです。
働いている方々が「ここしか無い」のではなく、「ここで働きたい」と思えるような職場環境に
なって欲しい、と思っています。
新しい炉の見学の際には、こちらへも是非立ち寄ってください。