安保法制の審議が参議院に移りました。いろんな場所でアベサポーターズの不適切発言が飛び出し、それを追求することで、肝心の法整備の違法性、国民への影響の部分に踏み込んだ議論が聞けず、暑さが一層増します。
先日、新聞の投書欄で興味深い投書を見つけました。
「説得力ない主張通す答弁法」と題したものです。「自分の主張に説得力が無く、最終的に数の力で押し切ろうとするなら、次の方法がある。1.わざと争点を複雑にする。2.わざと的外れの答えを繰り返す。3.相手を攻撃する、のこの3点である。」
1.の「争点を複雑にする」について考えてみると、アベサポーターズがトラブルを引き起こすと、そこを焦点とした質問が繰り返されています。本質をついた質問ができないままに時間切れを狙って、サポーターズが「わざと」トラブルを起こしている、様な気がします。となると、政権側が1枚上手のようです。
市議会でよく感じるのは、2.の「的外れな答えを繰り返す」でしょうか?市議会とて、個人質問の時間には50分という制限時間があります。欲しい答えが得られずに的外れの答えが返ってくることはしばしば。その的外れの答えに突っ込んでいくと、やはり時間が無くなります。本質だけを追求していく、質問は絞る、これはディベートの基本でもあります。
1カ月もしないうちに9月議会が始まります。閉会中にも、様々な問題が起こっていますが、公の場で質問できるのは、やはり本会議です。投書が言うような「答弁法」にひっかからずに、正面から質問できるよう、資料集めや勉強に頑張っています。