土曜日の伊丹花火大会は天候にも風にも恵まれ、とても素晴らしい夏のフィナーレを飾ってくれました。本部席にお邪魔し、皆さんが事故の無いようにとてきぱきと働かれている傍らで見せていただきました。
すべてが終わった後、さあ、これからが大変、帰る人たちに事故が無いように見守り、後かたづけは日付が変わるまで続きます、とのこと。浴衣を着ていった私は、お手伝いもできず帰途に着きました。
翌朝、素晴らしい花火を見せていただいたせめてものお返しにごみ集めをしようと、6時前に猪名川まで自転車で向かうと、途中の道ペットボトルやアルミ缶、屋台の食べ物のごみが散乱しています。河川敷は言うまでも無く、堤防のベンチの周りも惨憺たる有様。
きれいな花火をみせていただいたのに、ごみを置いて帰るだなんて。ごみの中に特に目立ったのが、濡れティッシュ。自分の手はきれいにして、そのゴミを捨てていく。自分だけが綺麗な思いをしたらそれでいいのか、と悲しい気持ちになりました。
あ、あそこにもごみ拾いをしている人がいる!と思ったところが、宝探しに人でした。中には、アルミ缶だけを拾っている人もいました。それはそれでごみ集めではあるのですが。
河川敷のごみは、業者に委託しているようで、収集車に乗った方々が、集めたごみを積み込んだり、散らばっているごみを熊手でかき集めたりして下さっています。
堤防の上の私は、集めても集めても減らないごみに疲れ果てていると、子どもたちが集まってきました。ボーイスカウトの皆さんです。お話を伺うと、毎年、花火の翌日の朝8時に猪名川に集合して、ごみを集め、猪名川をきれいにしてくださっているとか。ずーっと続けていらっしゃるんですって。どこかで自分の捨てたごみを誰かが片付けてくださっているのだから、今回は自分の捨てたごみではないけれども、誰かの代わりを経験させていただいている、とおっしゃっていました。朝早くから集まったボーイスカウトの皆さん、保護者の皆さん、まとめている大人の皆さん、本当にありがとうございます、頭が下がります。本当に感謝。
(数の力はさすが、1時間ほどで河川敷のごみが無くなりました)
ごみ箱も設置されていますが、さすがに6万人の人出では、足らないのかもしれません。楽しく見た後は、自分のごみだけは自分が持って帰って下さったら、ごみ集めの費用もそれほど必要では無くなるのではないでしょうか。今後の対策も考えないといけないな、と感じました。