11月29日、尼崎市女性センタートレピエで開催された、フィフティ‐ネット主催のバックアップスクールに参加してきました。
バックアップスクールは私の政治参加の原点です。2002年、伊丹市の女性交流サロンに勤務していた私は、女性の施策が進まないのは女性議員が少ないせいではないだろうか?と思い、「女性を議会に!」というテーマにひかれて受講をしました。受講生は女性だけでなく、ジェンダー(この言葉嫌いな人多いんですって!)の視点を持った議員を送り出そうという、選挙準備講座でした。その年の受講生は多く、西宮市の高橋さん(3期市議を務め、市長選に立候補した女性)や宝塚市で20代で当選した江見君や私などなど、受講生の8割が翌年の統一地方選挙で当選したことを覚えています。
今年の参加は、20名弱と少なく、それも新たに立候補を予定している人は1名、残りは現職やOG、それも年齢層が結構高い。確かに私も初めての受講から12年経ち、43歳が55歳になっているのですから、やむをえないこと。しかし、立候補したい!という若い女性が少ないのか、テーマそのものに関心が薄くなったのか。議会の現状を見ても、女性議員が増えているとは決して言えない状況は続いています。
講座の内容は、①介護保険の改正②女性・子どもの貧困③ネット選挙の注意点④フリートークというものでした。介護保険問題は、女性の寿命が長いことを考えれば、女性がもっと真剣に取り組まなければならない問題だと思います。保険料が高いことや施設が少ないことだけを訴えるのではなく、高齢女性(特に一人暮らし)が地域の中で健康的文化的な暮らしが続けられるような環境を作っていく必要があると思っています。
初当選の頃は、まだ自分の子どもも中高生だったので、教育や子育ての問題に目が向いていましたが、これからはもっと高齢者の問題に力を入れていきたいと思っています。