伊丹市は、平坦な地形、コンパクトな市域で色々な施設が近い距離になるために、自転車の利用率がとても高いそうです。自転車を主な交通手段にする人の割合を「自転車分担率」と言いますが、この数値が29%で全国平均14.1%の2倍で、世界一の自転車利用都市・コペンハーゲンの30%に迫る勢いです。
その一方で、自転車事故も兵庫県平均の2倍にも上り、また駅前の放置自転車も問題となっています。そこで、何とかしなきゃと、「阪急伊丹駅周辺道路社会実験」が先月の9月30日から実施されています。
自転車問題に正面から取り組む姿勢は素晴らしいと思いますし、これをきっかけに私たちが、自転車利用のマナーについてもう一度自分に問いかける、いいきっかけになると思います。
この社会実験を注視し、自転車とまちづくりについてじっくりと考えていきたいと思います。