自転車のちょんちょん乗り、ってわかりますか?
自転車のサイドに立って、片足をペダルにかけ、もう一方の足で地面を蹴って乗る乗り方です。地方によっては、つんつん乗りとかおばさん乗りとか女乗り、と言われることもあります。女乗りに対して、男乗りという乗り方もあって、同じように片足をペダルにかけてステップしながら乗るのですが、足をサドルの前から回すのではなく、後ろからひらりと回す乗り方です。これは、トライアスロンでランの後に自転車に飛び乗るときにも使われます。
でも、このちょんちょん乗りは、前や後ろに子ども用のシートが付いていたり、重い荷物を積んでいるときは、バランスがとりにくいのでできませんし、危険です。その場合は、またがってスタート乗り、という乗り方になります。
この乗り方ができるのは50歳以上に限られるそうです。もちろん、私もちょんちょん乗りをします。またがってスタート乗りもできますが、タイトスカートをはいているときなど、ちょっと厳しいいので、年齢がばれる(汗)、と思いながらも、ついついちょんちょん乗りとなってしまいます。
なぜ、50歳以上なのでしょうか?どうやら自転車の普及率と関係があると言われています。この年代の人たち(私を含めて)は、子どもの頃に成長に見合った自転車が家になく、親やきょうだいなど年上の人が使っていた自転車を乗らざるを得なかった。その自転車は体にあった大きさではないので、またがってスタート乗りができなかったので、ちょんちょん乗りになった、らしいです。三角乗り、という乗り方をご存じの方もいらっしゃると思いますが、その方はもう少し年齢が上の方ですね。
自転車の安全教室では、サドルにまたがって後ろの安全を確認してスタート、と教えてくれます。子どもに自転車の乗り方を教える時も、またがってスタートさせます。
ちょんちょん乗りも、いつか消えて無くなってしまうのですね。