今日は、三軒寺前広場を中心に毎冬恒例の「白雪蔵まつり」と「冬のわっしょい!」が開かれ、1万5千人ほどの来場者があったとか。今年で15回目になるそうですが、1度も雨や雪が降っていない、という驚異的な記録を持っています。
朝から、酒やビールを片手に、もう片手にはあてとなる串焼きなどを持ち、頬を桜色に染めた市民のみなさんの楽しそうな姿がありました。
年に2回の「まちなかバル」、年に2回の「酒樽夜市」そして「蔵まつり」と、伊丹のイベントには酒がつきもののようです。やはり、清酒発祥の地だけありますね。
イベントのたびに、三軒寺広場はたくさんの人で賑わうのですが、それが周辺の商店や飲食店に波及しない、リピーターがないというのが現状のようです。バルで足を運んでくれたお客さんが、その後もお店を訪れる率は低いと、とある飲食店のマスターがぼやいていました。
一過性のイベントの集客に一喜一憂するのではなく、地道な中心市街地の活性化を、商店街の人たちと市民、行政、議会とで考えていかなければなりませんね。
ここで、ちょっと面白いデータをご紹介します。納税者一人当たりの所得です。簡単に言えば、その市の住民がどのくらいお金持ちか、ということです。伊丹市はどれくらいだと思いますか?阪神7市と神戸市の比較です。数字は2010年版都市データパックからのものです。
1位 芦屋市 599.8万円
2位 西宮市 427.5万円
3位 宝塚市 417.1万円
4位 三田市 383.2万円
5位 神戸市 367.7万円
6位 川西市 365.8万円
7位 伊丹市 340.0万円
8位 尼崎市 317.6万円
この数字を上げることが、中心市街地の活性化にもつながるのだと思いますが、そう容易ではありません。