先週、今週と続いた視察もようやく終わりました。
昨日は、春日井市と桑名市へ「総合計画検討特別委員会」での視察でした。訪れた桑名市は、「日本一住みやすい市」を目指して総合計画をつくりましたが、「日本一暑い市」を先に達成してしまいました、と笑っておられましたが、東洋経済発行の「都市データパック」によると、住みやすさは全国809市区の中で、25位だそうです(2010年度版より)。
翻って、伊丹市はといえば400位です。
近隣市では、宝塚市が80位、
尼崎市が285位、
西宮市が78位、
芦屋市が18位、
川西市が122位となっています。
「住みよさランキング」は、安心度・利便度・快適度・富裕度・住居水準充実度の中から、16の指標を選んで数値で表して、並べたものですから、100%信用できるものとは限りません。このランキングは客観的なもので、伊丹市のように、住民満足度が高くても現れてきません。
伊丹市の順位の基礎となる指標の評価は、安心度:527位、利便度:531位、住居度:695位、快適:148位、富裕:182位となっています。住居度が低いのは、持ち家率が669位、住宅延べ床面積が719位、乗用車保有率が731位などが影響していると思われますが、これは都市部なら仕方がないことですね。気になるのは、安心度の527位。安心安全のまちづくりを掲げている伊丹市としては、少し残念な結果です。
数字に一喜一憂するのもばかげていますが、住民満足度が高くても、客観的に他都市に劣るものについては、その水準向上に向け努力するのが、市民サービスの向上につながるのではないでしょうか。今策定中の総合計画にもそれが反映されるよう、注目していきたいと思います。
暑い暑いといっても、夜外にでるとコオロギが鳴いていました。猛暑日もあと少しと思って、頑張りたいと思っています。