今日は、あーす・いたみさんのおさそいを受けて、猪名川に行ってきました。
猪名川に外来植物の種類は全体の固体の3割を超え、全国ワースト2、占有率でもワースト10に入るほど外来植物に占領されています。
知りませんでした。
この、一見のどかに見える風景も昔ながらの植物に取って代わった外来植物の天国なんです。
今回、テーマにしたのは、「アレチウリ」。繁殖力が非常に強く、、瞬く間に河川敷を覆いつくしてしまいます。国土交通省もこんな看板を立てて、駆除に取り組んでいます。
今日の内容は、外来植物を観察し、「アレチウリ」を引き抜くというもの。10年スパンで駆除に取り組めば、駆除することが可能だといううことです。総勢20名の参加者で、河原に降り、観察区域の「アレチウリ」を引っこ抜きました。
河原に自生する在来植物には「オギ」「カワラナデシコ」「ノウルシ」「フジバカマ」「カワラヨモギ」などがありますが、すでに外来種に取って代われています。外来種を駆逐し、自生していた植物をもどしてやると、日本の原風景の河原が再生します。地道な活動をつづけている市民グループのみなさんの努力に頭が下がります。
国では、環境全体を残すようにと、「生物多様性基本法」を作り、都道府県、市町などの地域単位の戦略策定を求めていますが、未だ伊丹市にはありません。貴重な自然を次の世代に伝えるために、市を挙げての実態調査と取り組み、地道な活動が求められているとのことです。
今日を機会に私も興味を持って取り組んでみよう、と思いました。ご褒美に、こんなものを発見しました。
カヤネズミの巣です。大人の握りこぶしくらいの大きさです。ここで、赤ちゃんを育てるのだそうです。コロンとしてとてもかわいいベッドでした。これも、外来植物の繁茂で無くなってしまう恐れがあります。
暑くて疲れましたが、とても有意義な1日でした。