今日で9月議会が終了しました。議会を終えて、ほっとする相崎議員とのツーショットです。一般質問、決算特別委員会と、平行線の答弁しかもらえない行政側を相手に、消耗した34日間でした。議会が終われば、ニュースの作成、市民の方からいただいている課題や、自分自身の研究など、山積みの仕事が待っています。一晩寝て、リフレッシュ!明日からまた頑張ります。
この議会で一番大きな収穫は、 「外国人学校の処遇改善を求める意見書」を伊丹市議会として採択したことです。日本にある外国人学校は欧米系、アジア系、ブラジル系と大きく3つに分けられますが、欧米系以外は資金不足から学校運営に大きく支障が出ています。欧米系の学校は第1条校と認められ、日本の学校とおなじように、大学入学資格や寄付金の損金扱いが認められています。一方で朝鮮学校や中華学校は、大学入学資格も各大学によって認めたり認められなかったり、運営の基礎となる学校への寄付金も税法上損金扱いされないために、運営資金が集めにくい状況にあります。2008年3月には、日弁連がこのような状況は人権侵害にあたるとして、欧米系の学校並の扱いにするよう、政府に提言をしています。市内の朝鮮学校の保護者会などから、是正を国にもとめる意見書を出してください、という請願が伊丹市議会に出され、この議会で意見書を出すことに決定したものです。地方自治法99条に基づいて国会に送られた意見書は、各院の議長が受付けしたあと、該当する委員会へ参考送付されますが、それなりに重く受け止めてもらっているようです。一日も早い改善を期待しています。
(写真はお礼に来られた、朝鮮初級学校の校長先生やオモニ会のひとたちです)