昨日は、「日朝友好兵庫県民の会」設立総会に出席してきました。友好会は過去にもあったのですが、拉致問題を発端とした共和国敵視の社会情勢の中、「朝鮮」と言っただけで石つぶてが飛んでくるような時代が続き、活動が休止されていたということです。会の代表は、「こんなに長い間、隣の国と文化・経済等の面で交流ができないのは、不幸きわまりなかった」と述べました。最近の朝鮮に対するアメリカの動きが柔軟になり、6者協議再開に向けて進みだしそうなこのときに、新たな友好の1ページを開けることは素晴らしいことではありませんか。
拉致問題は許されません。しかし、今のまま日本だけが制裁を続けていても、解決の糸口は見つかりません。また、日本にいる在日朝鮮人の人たちを憎んで拒んだとしても、同じことです。国と国との交渉は、「ピョンヤン宣言」と正しい過去清算に基づいて正常化されることを期待し、私たち市民は、同じ地に暮らす隣人を通して、かの国を理解し、市民レベルでの友好を深めていきたいと思います。