松岡農水大臣の自殺には、ほんとにびっくりしました。なんとか還元水を含めた事務所費の詳細や、緑資源機構をめぐる献金問題など、解明すべき政治の裏側を、何一つ語らず、全てを自分の命と引き換えに封印してしまったのです。亡くなった方には、心からご冥福をお祈りするしかないのですが、日本の中枢を担う閣僚が、このような責任の取り方をするなんて、なんとも情けない国民性というしかありません。
奇しくも、今朝の朝日新聞には内閣の支持率が最低を記録したとありました。このままあいまいな国会答弁を繰り返せば、J党のイメージ低下になる、弱いもの好きな日本国民性(判官びいき)に訴えて、7月の参議院選挙を乗り切るために、どなたかが提案されたことなのだろうか、と推理小説好きの私は勘ぐってしまいます。安倍さん可愛そう、ということにはならないように、心から願います。
年間の自殺者が3万人を超え、子どもたちでさえ安易に現実逃避を選んでしまう風潮は、ネット集団自殺に象徴されています。この現象を一国の閣僚自らが助長してしまう。この責任は重いでしょう。