1月28日に開催された、市立伊丹病院検討特別委員会で、
統合新病院の開院時期が当初予定から約1年半ほど遅れることが、
報告されました。
延期の原因は、解体した西棟地中から、
基準を超えるフッ素、鉛、ヒ素が検出されたため、
土壌汚染対策法に基づき、適切な対策工事を施すためです。
伊丹病院西棟があった場所は、
地歴から田畑ば大部分であり、工場跡ではないために、
自然由来の物質であると考えられます。
地下水に流れ出したり、人がじかに触る場所ではないために、
封じ込めなどの対策は必要ありませんが、
建設工事に伴って、汚染土を掘削することになるので、
その汚染土は処理場に持ち込む必要があります。
その工程が、延期を引き起こすこととなったそうです。
この汚染土対策と工期の延長により、
少なくとも20億円程度の工事費の増嵩が考えられるとのこと。
物価や人件費が上がり続けている今、
20億円では収まらない事態も考えられます。
市長は、増加する工事費の財源として、
好調な競艇事業の繰入金を充てたり、
市民税、交付税の増加分を期待する、と話されました。
ただ、藤原市長が引退との報道がありましたので、
新市長の下での財源対策は懸案事項となること間違いありません。