(市教委から出された、地域移行のスケジュール、クリックすると大きくなります)
教員が忙しすぎると、教員の働き方改革が進められています。
中学校教員が忙しい理由を、部活動の顧問に挙げる教員が非常に多く、
文科省とスポーツ庁が色々と考えて、結論を出しました。
それが、部活動の地域移行、です。
令和4年12月には「総合的なガイドライン」が示されました。
それを受けて伊丹市でも取り組むのですが、
ガイドラインでは、まずは休日から、としていますが、
伊丹市では、令和8年度中に「休日・平日同時に」
「学校部活動を地域クラブ活動に移行する」と決めました。
学校部活動は、放課後の私的な習い事と同列だと。
私のこどもたちが中学生だったころは、
「放課後することがないとろくな事をしないから、全員部活に入る!」
と言われていただけに、この変化にはとても驚いています。
今議会でも複数の議員から質問が出ました。
・受け皿はあるのか
・地域クラブ活動は部費が要るのか
・クラブ活動に学校施設は使えるのか
・備品などは誰が購入するのか
・お金を出せずに入れない生徒はどうするのか
・放課後の生徒の居場所はどうするのか
などなど。
確かに、先生方がお忙しい中、
私生活を削って部活動に打ち込み、
子どもたちを導いてくださったと思っています。
(もちろん、いろいろ思いはありましたけれど)
働き改革の中で、いきなり地域移行、って。
こども食堂に来ている小6生に、「中学校になったら、部活何にするん?」
って聞いたら、「部活無くなるんやろ?」と言われました。
中学生になったら部活!と期待していた子どもたちに、
「地域のクラブに入ってください」と言えるのか。
完全移行まであと2年半。
子どもたちが
「大人の事情なんやな」と色々なことを諦めないような、
地域移行ができることを願うしかありません。