どれが種をまいて育てている野菜か、雑草かわかりますか?
暖かい秋のせいで、市民農園の雑草が生育が旺盛です。
何とか雑草を抜かないで済む方法はないかと悩む日々ですが、
不耕起栽培という農法があるそうです。
読んでの通り、土地を耕さないで、種子をまいたり苗を植えたりする、
農業のやり方です。
雑草がなぜ生えるのか、ということですが、
鳥や風に運ばれてくる、と言われますが、
畑の場合、土の中には何万という雑草の種があるそうです。
畑を耕す度にその種が日の光の下に登場し、
晴れて発芽する、ということらしいです。
ならば、耕さなければ、雑草は生えてこない、
生えてこなかったら、除草作業は不要ではないか、
と考えるわけですね。
ただ、不耕起栽培でも雑草は生えてくるし
(土の中にあるだけでなく、前に落ちた種も風に乗ってくる種もある)、
雑草をそのままにしておくと、収穫量は下がる。
だから、不耕起栽培では、頻繁に雑草を刈る、という作業が必要です。
雑草も抜かない、自然農法というのもあるらしいですが、
野菜は雑草に負けて、収穫量が半端なく低いそうです。
ああ、やっぱり、耕さないにしても、雑草をやっつける作業は要るんだ、
抜かなければいいのなら、根本からチョン切ってしまえばいい。
それならば、それなりに楽かもしれませんが。
山を散策すると、道がフカフカですよね。
あれも不耕起農業の土壌と同じらしいです。
積もった落ち葉やかれた草を抜かないで、
上から上から踏みしめていっても、
フカフカな土になるらしいです。
で、不耕起栽培の何が脱炭素か、というと、
土を掘り起こすと土の中の炭素を微生物が分解し、
CO2にかえてしまうそうなんです。
だから、堀り起こさなければ、炭素は土の中に留まり、
耕さなければ耕さないほど、CO2の排出が減り、
植物の残渣も土に戻り、土の中に炭素として蓄えられるということです(?)
テレビで野菜作りの番組を見ていると、
「深く耕して、柔らかい土地にしてあげて」と言われますが、
SDGsの観点から、それでいいのでしょうか?
と突っ込みながら見ています。