代表質問の中の、「伊丹シティホテルの今後」についての
市長からの回答は、以下の通りでした。
昨年6月に開催されました伊丹シティホテル株式会社の
株主総会におきまして、本年3月末をもって
ホテル営業終了が決定されましたが、
本市では、4月以降も伊丹シティホテル株式会社に代わり
ホテルを継続していただける事業者がいないか、
ホテル経営の専門家の意見も伺いながら、
売却や運営委託等を中心に筆頭株主である
伊丹産業株式会社に提案すべく取り組んできたところです。
現状を申し上げますと、
ホテルの土地建物を買い取り、大規模改修のうえ
ホテル経営をしてもよいという事業者から筆頭株主に
提案されておりますが、ここからは民間によるビジネスの話となり、
厳しい状況であるとの報告を受けております。
私としましては、ホテル存続を望む多くの市民のためにも、
最後まで尽力したいと考えておりますが、
仮に交渉決裂という結果になった場合には、
伊丹シティホテルの土地・建物は、
債権者でもある伊丹産業株式会社が取得することが見込まれるため、
地域貢献や中心市街地に資する活用を申し入れたいと
考えております。
ビジネスの問題であり、厳しいということは、
最終的には価格の折り合いであり、
伊丹産業の希望する売却価格が相手の希望価格を
上回っているということにほかならないのではないでしょうか。
伊丹市民の社交の場として貢献していただいた歴史を
この先も引き継いでいただくためにも、
伊丹市の大企業である伊丹産業さんに
ご協力をお願いするしか解決策はありません。
多くの市民のみなさんから、
寄付をしてもいい、と言うお声も伺っております。
売り手と買い手の差額が数百万円なら
クラウドファンディングで資金を集める、
という手もあるでしょう。
最悪のシナリオは、
交渉決裂して、ホテルは何の手立ても無いまま、
何年にもわたって、廃屋のまま放置される。
そうなった時、景観や防犯上の観点から、
伊丹市に何とかしろ!との要望が出てきて、
市が税金で解体をする羽目になる・・・
そうならないよう、注視してまいります。