1月28日、
伊丹市立図書館ことば蔵で、
伊丹市立男女共同参画センター「ここいろ」の三周年記念講演会があり、
参加してまいりました。
この数年間、対面講演会は新型コロナの感染拡大で軒並み行われず、
田中先生の講演会も、元々は「ここいろ」のオープニングを記念する
講演会だったのが、三年越しで開催に漕ぎつけたものなんです。
冒頭、藤原市長からここいろ3周年、これからです!
という御挨拶もあり、市長の男女共同参画に懸ける情熱も
伝わってきました。
田中さんは、
妻と協力して、家事育児仕事をこなしていらっしゃって、
ご自身の体験からお話してくださる内容は、説得力がありました。
例えば、いつも午後5時半には帰宅する。
その時間に帰宅しないと、家事にも育児にも参加できないから、
こどもと一緒にご飯が食べたい、こどもと一緒にお風呂に入りたい、
妻がこどもとお風呂に入っている間に、食器を片付けたい、
お風呂に入ったら、家族みんなで遊びたい・・・etc.
自分がそうしたいから、それが自分にとって大切なことだから。
男性ゆえにその体験をできないのは、残念。
自殺者が多いのは男性、定年後行き場のないのは男性が多い、
なんだか、男性もつらいよね、
それって「男性はこうあるべき」という思い込みから来ているのかも。
それに気づいてくれたら、少しは楽になるのかな、生活が変わるかな、
というようなお話でした(私的にはこう理解したのですが、他の人は違うかも。)
まだまだ社会は男性優位の状態です。
恵まれた社会の中で、
「つらい」って思う男性がどれくらいいるのでしょうか?
どんな状況になったら、「男だってつらい」だから
男女共同参画社会にしなくちゃ、と思うのでしょうか?