今週の月曜日に、新年度予算についての市長との懇談会がありました。
全ての会派の懇談会が終わりましたので、資料をシェアしたいと思います。
一番驚いたのが、公立幼稚園の申し込み状況。
こどもの数が減っているとはいえ、公立幼稚園は3歳児でも定員割れが。
私立でも定員割れの園が出ているそうです。
幼稚園で定員割れが出ている一方で、保育所の待機児童数は、
増え続けています。
こどもの数は減っているけど、幼稚園よりも保育所を希望する人が多いという事です。
自治体の中には、公立幼稚園を持っていない市町もあります。
働く女性が多くて、幼児教育を担うのは私立幼稚園、
子どもを預かるのは、保育所(公立・私立・認可など)と
住み分けをしてきたそうです。
伊丹市では、
10数年前に公立幼稚園を統合して、
公立幼稚園の跡地に民間の認定こども園を誘致するという動きがありましたが、
公立幼稚園の民間移管だ!と地元で大反対運動が起こり、とん挫。
10年近く認定こども園への動きが止まってしまいました。
来年4月、やっと、4つ目の公立の認定こども園ができます。
今後も保育所ニーズは増え続け、こどもの数の分だけ定員を広げれば、
待機児童はなくなります。
当たり前のように思えますが、これは正解ではないらしく、
希望者が集中する園とそうでない園があって(今でもあります)、
こどもの数を越えて定員を設定しないと全入とはならないそうです。
いずれこどもの数は減っていって、保育所も余ってくることが考えられます。
でも、今入れない人がいるのは間違いないことで、
その今のニーズにどう対応していくか。
私立保育所の誘致だけでは難しいと思っています。