控室のデスクの奥から、こんなお手紙が出てきました。
料亭から議員にあてて、忘年会でご利用くださいというもの。
昭和54年(1979年)といえば、今から42年前ですね。
文章もなかなか時代を感じさせてくれています。
ただ、びっくりしたのが、その価格帯。
「おひろ」というのは十三にあった料亭。
今はその場所に「おひろビル」というビルが建っていて、料亭はありません。
十三ですから(失礼!)、飛びぬけてお高い訳ではないと思うのですが、
同封されていたメニューを見ると、なかなか強気の設定。
ビールとお酒が一人に2本ずつついているので、
今でいう飲み放題に近い料金なのかもしれません。
世帯当たりの所得の変化を見てみますと、
バブルの頃に随分と所得が増えましたが、
1985年と2015年の比較では、わずかに50万円程度変わるだけです。
社会保険料の伸び、携帯電話代という当時には無かった出費、
何よりも負担の重い子どもの教育費を考えれば、
今の時代、こんな贅沢な宴会はできません。
つまり、40年近く前の方が、懐は暖かだった、ということかな。
そして、強くて長いデフレが続いているという事なんですね。