前にお知らせしておりました通り、伊丹市の公立幼稚園の統廃合計画が出されました。
ただ、このテーマ1つだけではなく、伊丹市幼児教育推進計画の中で、
1.幼児教育の充実に向けた実施計画
2.保育所を含めた幼児教育施設の再編計画
3.幼児教育無償化計画
の3つのテーマを揚げ、公立保育所と合わせた再編計画でした。
これまでの、1小学校1幼稚園という伊丹市独自の幼児教育方針が大きく変わります。
その内容をざっとお示しすると(長くなりますが、お許しください)
1.公立幼稚園も3歳児保育、預かり保育を行う
2.老朽化した保育所は建て替え、幼稚園と一緒に公立の認定子ども園とする
3.保育所保育料を含め、幼児教育の部分(4,5歳児)の費用を、
平成30年度からは半額無償化、平成32年度からは全額無償化とする
と言うものです。
各園ごとにどうなるかと言うと、
Aブロック(伊丹、鈴原、南、有岡小学校区)
・伊丹幼稚園 存続、H30年度より、預かり保育プレ保育開始、H32年度より3年保育開始
・ありおか幼稚園 H31年度末で廃止、土地は小学校の校庭に
・すずはら幼稚園 H31年度末で廃止、土地は売却
・南幼稚園 H31年度末で廃止、土地は売却
・こばと保育所 H31年度末で廃止、土地(借地)は返却
・中央保育所 存続
(仮称)こばとこども園 現在の女性児童センターの場所に新築、H32年度オープン
こばと保育所の希望者全員が転園
Aブロックの希望者は入園可、現在の神津こども園と同じ運営形態
Bブロック(稲野、池尻、花里、桜台小学校区)
・稲野幼稚園 H31年度末で廃止、土地は伊丹市で活用(売れないため)
・桜台幼稚園 H31年度末で廃止だが、H32年度認定こども園として再スタート
・いけじり幼稚園 存続、H32年度からプレ保育、預かり保育スタート(3年保育無し)
・はなさと幼稚園 H31年度末で廃止、土地は売却
・桜台保育所 H31年度末で廃止、土地は売却
(仮称)桜台こども園が、桜台幼稚園横の桜台小学校プールの場所に新築
桜台保育所の希望者全員が転園
H32年オープン、桜台小学校のプールはすぐ南に移転。
Cブロック(神津小学校区)
・神津こども園 変更無しで存続
Dブロック(緑丘、瑞穂小学校区)
・緑幼稚園 H31年度末で廃止、土地は売却
・みずほ幼稚園 存続、H32年度より、3歳児保育、預かり保育、プレ保育スタート
・北保育所 存続
Eブロック(天神川、荻野、鴻池小学校区)
・天神川幼稚園 H31年度で廃止、土地(借地)は返還
・おぎの幼稚園 存続、H30年から預かり保育、プレ保育スタート、H32年度から3年保育スタート
・こうのいけ幼稚園 存続、H32年度から預かり保育、プレ保育スタート(3年保育無し)
・荻野保育所 存続
Fブロック(摂陽、昆陽里、笹原小学校区)
・せつよう幼稚園 H33年度末まで存続(H33年度末で廃止)、H32年度から預かり、プレ保育スタート
・ささはら幼稚園 H31年度末で廃止、H34年度から(仮)ささはらこども園として再スタート
・こやのさと幼稚園 H33年度末まで存続(H33年度末で廃止)、H32年度から3年保育、プレ保育、預かり保育スタート
・西保育所 H33年度末まで存続、H34年度からは(仮)ささはらこども園へ移行、土地は売却
・ひかり保育園 存続
(仮称)ささはらこども園を、現ささはら幼稚園跡地に新築、
H34年度にオープン、西保育所の希望者全員が転園。
園や年度によって変更点がばらばらであるために非常に分かりにくくなっています。
大変革の最終年である、平成34年度には、
・公立こども園 4園 (現在1園)
・公立幼稚園 5園 (現在16園)
・公立保育所 4園 (現在7個所)
となる見通しです。
この案について、9月議会で質問しますが、後日アップしたいと思います。