先週はサミットとオバマ大統領の広島訪問で日本中が大騒ぎでしたね。
サミットの最大の目的は、消費税の引き上げ再延長の口実を作ることだったのでしょうか。
リーマン前の世界経済状況に似ている?
というより、日本では、リーマン後の緊縮消費状態に似ているような気がします。
消費税が8%に引き上げられた時、街頭インタビューでは
社会福祉と社会保障にきちんと使われるのなら、仕方がない、
とおっしゃる方が多かったように記憶しています。
それが、法人税は減税するは、タックスヘイブンは問題にしないは、
社会保障どころか、景気対策といって「なんとか特別交付金」なるもので、
地方を無駄に競わせ、要るのか要らないのかわからない事業にお金を使い、
国と地方を合わせた借金は1000兆を超えるは・・・・・
国民年金の加入要件を25年から10年にする、
年金の少ない高齢者には6万円を支給する、
という話も消えてなくなってしいました。
結局、上げた消費税分は、他の税金の引き下げで喰われてしまって、
社会保障・福祉の充実に回らなかったというのが、実態です。
これでは、下々の国民は将来不安を抱くばかり。
増税を延期しても景気回復はあり得ないでしょう。
次の増税はますます厳しくなるのではないでしょうか。
お金がないから大学に行かせられない、
お金がないから病院に行けない、
非正規で時給も安いから、無理をしても働かないといけない、
年金が安いから、高齢になっても働き続けなければならない。
そういう声にどう答えてくれるのでしょうか。
政権を握れるのは自民党しかいかいないから、仕方がない、
だから投票に行っても無駄、とだけは思いたくありません。