憲法記念日には、各地で大規模な「憲法」に関する集会が開かれたようです。
ただ、各新聞とも目立った掲載が無かったのは、時代の流れでしょうか。
伊丹市では、世田谷区長の保坂展人さん、作家の落合恵子さんを招いて、
1000人集会が開かれました。
保坂さんからは、「18歳選挙権と政治活動の自由」と題して、
ご自身が中学校の時に行った「政治活動」と教師の対応、
その後、政治活動を行ったということを内申書に書かれたことで
「内申書裁判」を行ったご自身の経験をお話されました。
落合さんからは、ご自身は1945年終戦の年の生まれであることに因縁を感じる、
自分が生まれるためには、何人もの先祖がいて、その誰が欠けても自分は生まれなかった、
その誰かを殺すことになるのが、戦争だ、と言うお話をされました。
戦争反対、憲法守れ、と発言すると仕事の上で干されてしまうことが多いけど、
やらないわけにはいかない、くじけてはダメ!というエールも。
落合さんのお話の冒頭で、参加者の年齢を問う一幕がありました。
60歳代が最も多く、次に70歳代、50歳代、80歳代、40歳代、40歳以下は少数でした。
60歳代は、安保闘争時代の人達でしょうか。
70歳、80歳代は戦争の記憶や経験の有る方々でしょう。
何人もの見知った顔を見かけました。
憲法が改悪されようとしている今、9条守れ、戦争反対だけでなく、
もっと現実的な、改憲による影響についても語る必要があると思っています。
もっと若い人達にも、これまで憲法なんて学校でしか触れなかった人達にも
考えてもらえるように、参加してもらえるように、しなければ。