和歌山県の貴志川線のタマ駅長が天国に召されましたと。時間ができたら、ぜひ乗りに行きたいと思っていたのに、残念です。結構な高齢で激務をこなしていたのだと聞くと、本当にお疲れ様でした。
猫といえば、最近猫による被害が多く報道されています。しぐさが愛らしいくて、ついつい餌をやってしまう人が後を絶たず、猫の繁殖に歯止めがかからないそうです。猫に餌をやらないということは、餓死するのを待つということ。可愛そう、と思ってしまいますが、野良猫がまた子猫を産んでまた野良猫となることは、猫にとっても不幸なことなのではないでしょうか。それを止めるために、猫愛護の団体が、野良猫に避妊手術を受けさせ、その代限りの命として、地域で育てていこう、という地域猫運動があります(避妊手術を受けた猫は、耳にブイのカットがあって、すぐ分かります)。餌を定期的に与え、糞や尿の始末も同時に行っています。活動には自治体の補助があるところも、無いところも。手術を請け負ってくれる獣医さんの篤志に頼っているところも多分にあります。
動物愛護センターや保健所に持ち込まれた猫の数は、平成25年度には、11万5千匹を超えており、そのうち約85%にあたる約10万匹の成猫・子猫が殺処分されました(環境省発行の資料より)。猫の殺処分は、年々減ってきてはいますが、それでも、10万匹近い猫たちの命が奪われています。減らないのは、猫を捨てる飼い主がいることと、不妊手術をしていない野良猫にエサを与える人間がいることが大きな原因です。飼えなく経ったら、捨てれば誰かが地域猫として育ててくれる、動物愛護センターに連れて行ったら、センターで飼ってくれる、と思うのは大間違いです。その先には、殺処分が待っているだけです。命ある動物たちに、責任ある行動をとりたいものです。
(こんな可愛い格好で寝ていたら、餌をあげたくなりそうですが、ぐっと我慢。バケツの中の猫はやせ細って、皮膚病にもかかっています。野良猫は短命で、殺処分されなくても、寿命は2~3年だとか)