31日の観察会は、お天気にも恵まれ数日前から気温もぐんぐん上がって、期待できる条件が整いました。
今年の参加者も100名を超えました。観察場所をエアフロントオアシス集合から、尼崎市農業公園に変更してから、ぐんと増えました。夜のお出かけとあって、駐車場がある方が参加しやすいようです。
7時半に集合して、ヒメボタルの生態や観察の注意をお話をして、暗くなるのを待ちました。ヒメボタルが光りだすのは、早くて8時、ピークは10時です。まだ早いかなーと思いながらも、農業公園の竹藪へGO. 照らさないで、と言っても懐中電灯を手にした子どもたちは、うれしくてあちこちを照らします。消して!消して!と声をかけて、竹藪の中をじっと見つまめす。いました、いました!!2つ3つ、あ、あそこにもいる!光ってる!と歓声が上がりました。
そのまま堤防にあがり、河川敷に降りました。すると、繁みの中にたくさんの光が見えました。ピカピカ光りながら、こちらの方に飛んできて、子どもの手に止まる蛍もいて、大歓声。
今年は、いったん公園にもどり、藻川の河川敷も観察しました。猪名川の河川工事で、唯一残してもらったサンクチュアリーが、水管橋の当たりにあります。そこには、さらに多くのヒメボタルが飛び交っていました。
今年の監察会も、大成功。たくさんのホタルを見てもらえたこと、怪我や事故もなく無事に終えられこと、本当に良かったです。
ヒメボタルが見られる場所は、この農業公園周辺以外では、空港近くの猪名川ワンド、空港と猪名川の堤防の間の空港川、伊丹市口酒井の春日神社。どこも5月下旬がピークです。お気に入りの場所を見つけたら、毎年「今年もでてるかなー?」と会いに行って欲しいと思います。
そうすることで、ホタルが住む環境をまもろう、という思いが出てきてくれれば、うれしいですね。