新年度がスタートする4月1日、尼崎市・伊丹市消防司令センターの開所式が行われ、来賓として出席してきました。
最近の情報の高度化により、今まで以上に精度の高い情報収集司令管制システムが必要となってきました。これまで使用していたシステムが入れ替えの時期を迎え、伊丹市は最初自分の市だけでの導入を考えていましたが、コストがかかり過ぎること、国は広域での設置をすすめていること、尼崎市とは今までも協力体制にあったことなどから、尼崎と一緒に開発することが決まり、この4月1日にやっとスタートしたというものです。
伊丹市内の火事や救急に尼崎市の司令センターでタイムラグが生じないのでしょうか?はい、大丈夫です。司令センターはあくまでも119を受付、適切かつ迅速な司令を出す場所です。緊急通報の場所を特定したりどのような出動態勢をとるのか、最先端の機器(具体的な名称が分からないのですが、とにかく凄いのです)で決定され、それが各署に合成音声と指令書で伝えられます。司令センターの機能の高さが大切で、伊丹市にないことは全く問題にならないそうです。
(実際の司令センターでのテープカット。後ろに大きなスクリーンが見えます)
私の言葉ではうまく伝えられません。この司令センターとシステムを紹介するDVDが作成されていますので(開所式で拝見しました)、興味のる方は市の出前講座を利用して、ご覧になってください。
東日本大震災で、消防職員の皆さんは引き続き現地の応援に交替で行っておられます。行かれる職員さん、少ない人数で市の安全を守る職員さん、ともに大変ご苦労をされています。復旧・応援活動にご尽力されている皆さんに心から感謝いたします。
1月ぶりにお目にかかった、稲村市長。なんだか貫禄がでてきたような気がしました。