伊丹市が競艇事業を行っていることをご存知でしょうか。競艇場があるのは尼崎市ですから、そんなはずは、と思われるのも不思議ではありませんね。伊丹市はレースの開催権を持っていて、尼崎競艇場での主催開催、場外発売を行い、姫路・滝野・洲本の3つの場外発売所(ボートぴあ)も運営しているのです。
金曜日は、この3月に開催するGⅡレースの開催説明会があり、総務委員長として出席してきました。競争会の方々やスポーツ新聞各紙の記者さんたちをお招きし、伊丹市開催のこのレースをアピールしてください、というパーティーで、しっかりとお願いしてきました。
競艇の売上は、最盛期で30億円を超える繰入金(一般会計への仕送り)がありましたが、景気低迷の平成17年には0となりました。藤原市長に替ってからは、ビッグレースを積極的に招致し、年間1億円から3億円の仕送りができるようなっています。
いわばギャンブルで市民サービスを行うことに抵抗が若干残るものの、伊丹市の財政を考えれば、きちんと法律に基づいて競艇事業を行っているからには、収益をあげることに努力するのは、言うまでもないことだと考えています。
しかし、一般会計での競艇収益をどのように扱うかは、行政サイドと私では考え方が少し違います。毎年必ず入ってくるものとして、経常経費にあてる行政に対して、私は、景気に大きく左右される事業だけに、繰入があった場合には、財政基金に積み建てて、財源不足の対応とするべきだと考えています。
今年は、44年ぶりに笹川賞競争が5月に開催され、売上もビッグレースの無かった昨年より100億円増を見込んでいます。生活費をつぎ込んでの一攫千金狙いはいけません。レジャーの1つとして、楽しく遊んでいただけたら、お客さんも選手も伊丹市も「三方よし」ということになります。