11月10日は、伊丹市の市制施行70周年を祝って、記念式典がいたみホールで開かれました。中国の佛山市をはじめ、姉妹都市からもたくさんお祝いに駆けつけてくださいました。また、各賞の表彰が行われ、表彰を受けられる多数のみなさんで、いたみホールは満席。
ただ、大きな賞を受賞されたのが、ほとんど男性だったのが、残念でした。女性の功績は認められにくいのか、それとも頑張る女性がまだまだ少ないのか。80周年では、どのように変わっているのか、興味を持つところです。
第1部式典に続いて、第2部では、伊丹が誇る3名の著名人、田辺聖子さん、宮本輝さん、道上洋三さんによる鼎談が行われました。
式典に参加された方の半分以上が第1部で帰られたために、客席はがらがら。第2部は一般開放してもよかったように、思いました。
進行役の道上さんが、「なぜ伊丹に長くすんでいるの?、どこがいいところ?」という問いかけに、おせいさんは「市民がぼんやりしている、人あたりが柔らかい。その一方で、交通も便利、発展しているところもある」。宮本輝さんは「電車で梅田から帰ってくると、ほっとする。駅に着いたら、もう家に帰ってきたような気分。だから、息抜きして、駅前で一杯飲んで、という気分にならない。」
道上さんの絶妙なフリに、鼎談が普段着のおしゃべりに早変わり。なんともほんわかした第2部でした。私としては、映画「泥の河」の原作者の宮本輝さんを生で拝見した、というのが、ちょっと感激でした。
住めば住むほど良く思えてくるまち「伊丹」が、もっと良いまちになりますように。