昨日・今日と市議会の都市防災常任委員会の視察で三重県亀山市と愛知県名古屋市を訪問しました。
亀山市では、「亀山モデル」で有名なシャープの液晶テレビ工場を含む工業団地を視察。ここの工業団地は行政の開発ではなく、不動産会社が山林を購入して造成したもので、公的助成はまったくないというもの。そこに土地を買って工場を建てて進出したシャープなどの企業は県・市の助成を受け、亀山市に三重県下一の経済発展をもたらしました。伊丹市の場合、造成できるような広大な土地は無いものの、市域の25%が工業・準工業地域ですから、工業誘致はこれからの大きな課題となります。
名古屋市では、上下水道局の統合について伺いました。行政にとっては、水道事業と下水道事業は、技術的にはまったく別物ですが、利用者である市民を真ん中にして繋がっている事業ととらえて統合したとのことでした。汚水をきれいな水にして自然に帰すことで、安全でおいしい水を提供することができるとの考えに基づいて、「水行政計画」を作っておられました。貴重な税金を使っての視察です。得たものは、今後の伊丹市政に活かしてまいります。