伊丹空港のジェット機の爆音を少しでも和らげるために、と平成5年から滑走路と住宅地の間に建設が続けられていた緩衝緑地帯が、スカイパークとして、全面オープンしました。11日には建設に関わった、地元神津地区・市・県・国の多くの人たちが参加してオープニングセレモニーが行われ、いよいよ12日から全部が利用できるようになりました。
セレモニーは滑走路を見下ろすスカイテラスで行われましたが、飛行機が離着陸するときには、マイクの音もかき消されるほどの轟音です。住民の方々が長年この騒音に苦しめられてきたと思うと、心が痛む思いですが、この緑地帯の完成が少しでも日々の安らかな生活に繋がることを心から願います。
騒音のせいで、地元の人口は減り続け、小学校も現在は各学年2クラスずつになっています。緑地帯整備に伴って区画整理がされましたが、そこに来る企業は産廃業者を中心としたものばかり。空港と共生する都市宣言をした伊丹市は、スカイパークの完成を、航空機騒音公害の終着点とするのではなく、空港を神津のまちづくりにいかせるよう、また、伊丹の売りとできるような、積極的な支援を今後とも続けていかなければならないと考えます。
セレモニーの最後に、スカイパークのマスコットキャラクターの名前が発表されました。「ヒコまる」です!彦根市をイメージしないで、ヒコウキをイメージしてくださいね。名前を書いたバナーと記念写真を撮りました。
これから夏休み、暑い時期です、熱中症対策を万全にして、ぜひスカイパークに遊びにきてください。夜になると滑走路の灯りもきれいですが、パーク内にも天の川や星座が現れる、ムード満点。格好のデートスポットになること間違いなしですよ。