日曜日に、紅葉にはまだ早い京都へ行き「このままでええの!!日本と世界 10.21 反戦共同行動」に参加してきました。
私がこの集会に参加した理由の1つは「雨宮処凛」さんの講演を聴きたかったから。最近、テレビや雑誌で憲法や戦争や労働問題についてよくお話をされているし、新聞数紙にも連載エッセイを書いています。生の彼女の声を聞き、考えを知りたいと思いました。彼女の今にいたる人生はとてつもなく激しい。何が彼女を今の彼女にしたのか、それを探りたかったのです。
彼女は、職を持たない若者が戦争に行けば家族にお金が下りる(国から)今の社会こそが戦争状態だと言いました。比喩として読んで欲しいのだけれど、本当の戦争なら、戦争に勝つという夢があります。しかし、現在の社会、それすらもない、夢どころか明日のことさえ考えられない、人のことを思いやる心のゆとりの無い、殺伐とした状態です。それを徴兵制がないから、国内で戦乱がないから、平和といえるのでしょうか?そう話してくれました。
このような集会では、「戦争反対!戦争を止めよう!世界中から戦禍を無くそう!」と訴えることが多いのですが、なんだか違うなあ、それでは、人々に届かないと常々思っていました。雨宮さんの話で、目からウロコが取れたような気がしました。そうなんだ、今の日本が戦場なんだ。人々は生きるか死ぬかの戦いをしているんだと。地球上から武力による争いをなくすことはとても大事なことだけど、もっと身近なところに平和を作っていくことを伝えていかなきゃ。
それをどう伝えるか、これからが私の試練です。