高額療養費の引き上げが国会で議論となっていますが、
国民健康保険税が高すぎる、というお声を頂きます。
国民健康保険は、会社の健康保険や組合の健康保険など、
(75歳以上の方は、後期高齢医療制度に加入します)
公的医療保険に入っていない人すべてが加入する保険です。
無職の方やアルバイトで会社の保険に入っていない方は
国民健康保険に入ります。
国民健康保険に入っている世帯数は、
日本全体では、約28%くらいだそうです、
伊丹市でも、同じくらいの加入率です。
なぜ、国民健康保険税が高いのか?
所得別加入世帯数がこちら。
グラフにすると、こちら。
所得のない世帯が23.1%
所得が100万円までだと、44.4%
所得が200万円までだと、67.8%。
所得の低い世帯が多いことで、
中間層以上の保険税が高くなると考えられます。
それと、会社の健康保険は会社が半分負担してくれるけれど、
国民健康保険は全額自己負担となりますので、その分高くなります。
また、無職者、74歳までの高齢者の割合が多いために、
医療給付が大きくなる傾向にもあります。
現役世代の方がはいっておられる健康保険と比べると、
加入者構成的に運営が厳しいと言えます。
国民皆保険というなら、
国民すべてが1本の健康保険制度に加入する、
というのがいいように思います。