3月末に入札不調となった、伊丹病院総合再編事業の工事入札。
6月議会で継続費の補正予算が議決され、
新たな工事費がほぼ確定しました。
学校共済組合さんの分を含めて、全体の整備費は
税込み約409億円が
税込み約487億円になります。
整備工事費のみを見れば、上の図にありますように、
市負担は約68億円(税込み)の増額となりました。
これは、円安や供給量不足による資材の高騰、
人件費の高騰が理由です。
値上げ分は、国の交付税の増加や
病院事業の増収(高度医療提供による診療報酬の上向き算定)で
吸収できるとしています。
整備工事については、
一部経費削減のために仕様を見直ししていることもあり、
入札公告は7月末を予定しています。
順調に進めば、9月末に事業者が決定します。
予定価格は、入札の関係もあり数字を明らかにすることはできませんが、
前回の価格(税込み約305億円)に、
補正分約68億円と共済組合分の事業費約10億円を
オンした価格になるのではないか、と推測します。
こんなに莫大な費用がかかるのなら、
立ち止まって考え直すべきでは、
人口減少で病院にかかる人が減って、収益が確保でいないのでは、
という意見もありました。
立ち止まったところで、資材と人件費の高騰は今後も続くでしょう。
再不調とならず、速やかに整備工事に着手できることを
期待しています。