朝日新聞の記事では、市の出資は1億円と書いてありますが、
実際は、2.5億円。
7月13日の都市企業常任委員協議会で、
伊丹シティホテルの営業終了について報告がありました。
伊丹シティホテルは、当初こそ売り上げが年30億円を越えていましたが、
結婚式、飲食の利用が年々低下。
更にコロナ禍で大きく売り上げを減らしていました。
普通の企業なら、結婚式、飲食の利用が低くなったのなら、
その理由を探り、対応策を考えるか、
あるいはその部門を切って新たな事業展開をするものだと思うのですが。
第3セクターでスタートしたホテル運営に
市がどのように関与し、指導してきたのか。
社外監査役である市長は、事態がここまで悪化するまで、
本当に何も知らなかったのか。
ホテル側は経営改善をしたのか。
ホテルは儲かっていた時期もあるのに、
利益剰余金や修繕積立金をしてこなかったのか。
などなど質問が出ましたが、答えるのは市の職員なので、
どれもこれも、霧に包まれたような回答でしかありませんでした。
ホテルの資産より負債の方が上回るので、
株式会社が解散したら、
市が出資している2.5億円は戻ってこないことは、
はっきりしました。
伊丹市民が今のようなホテルを必要としているのか、
伊丹市にどのようなホテルニーズがあるのかを探ることが先決。
伊丹市からホテルが無くなると、イメージが悪くなる、とか、
解体費すら出せないと言っているので、
中心市街地に廃墟ができるのは困る、とか言っている場合ではないと思います。
その上で、多くの市民や市内企業がホテルがどうしても必要、
となった時に、皆さんが納得いく支援策(支援金)を提案すべきではないでしょうか。
まずフルスペックホテルありき、の話ではないと思います。