アメリカの連邦最高裁が、中絶を憲法で保障された権利として認めない、
という判断をしました。
それを受けて、中絶を禁止する州が増えてきている(50週中26州)とか。
中絶できるのは、レイプか近親相姦による妊娠で6週までなら可、
としていたオクラホマ州も例外を認めなくなったと報道されています。
また、女性のからだへの負担の少ない中絶薬についても、
規制の動きが出ているそうです。
日本では、宗教上の理由で中絶を禁止する動きはないけれど、
中絶の男性の同意必須と緊急中絶薬の医師処方は
ハードルが非常に高いと思います。
胎児の命を奪う中絶は許されるものではありませんが、
性交をすれば女性だけが妊娠します。
その責任は女性だけが負います。
レイプ、遊び、親からの虐待、経済的に無理、
中絶にはいろいろな理由があるでしょう。
女性だって決して安易に求めているわけではありません。
もしかしたら、2度と妊娠できなくなるかもしれません、
一生「殺人」という思いを秘めて生きることになるかもしれません。
中絶できずに産まなければならなくなって、
赤ちゃんを殺してしまった女性にどんな未来が待っていますか?
女性だけを責めることができますか?
孕ませた男性には何の変化もありません。
「こうのとりのゆりかご」に子どもを預ける女性がいます、
女性だけを責めることができますか?
父親はどこかにいるんでしょうに。
妊娠が女性だけに起こるものだからこそ、
女性自身が産む産まないを決められる社会でなければ、と考えます。
何なら、性交した女性が妊娠したら、
男性にも身体的変化が現れるような薬(睾丸が肥大するとかお腹が膨れるとか)
ができたらいのに、ってマジで思います。